ホームに降り立った泥酔鼻歌女将。
ハッと
最終電車+終着駅と気付いた時
タイミング良く、電話が鳴りました。
その日、泊めてもらう約束をしていた兄からでした。
兄は冷静に
(この態度が逆に怖い) 私の話を聞いてから、タクシーに乗って家まで来ること。
タクシーに乗ったら運転手さんに電話に出てもらうこと。
的確な指示をして、電話を切っていきました。
乗り過ごしたのはどうやら5駅。
幸いにも、その駅止めの電車だったから良かったものの
そうでなければ、千葉をまたぎ
茨城まで行ってしまうところでした。 ふぅ〜
タクシーは程なくして、兄の家に着きました。
そこには、
見覚えのある大きなキャリーバッグと
息子が待っていました。
「あんた何やっとんの!」
「マジ、焦ったわ」 でも、本当に無事でよかった。よかった。
そう言って兄と息子は、安堵の笑顔を浮かべ
その様子を見ていた高校生の甥ッ子は
「こんな大人にはなりたくない」的な
ちょっと呆れた笑顔を浮かべ・・・・

事の一部始終はこうです。
二人でお店を出て、駅のホームまで来た時
荷物を、お店に忘れてきたことに気がつきました。
自分が戻って取ってくるからと、息子が言い
必ずここで待っといて!!
絶対に動かんといてな!! わかった?? 強く念を押して、ホームから姿を消しました。
一人になった私は、ベンチに腰をかけていたのでしょうか
それでも、電車が滑り込むようにホームへと入ってくる
これ・・・乗っちゃう?? 乗っちゃうか!! 
みたいな。
息子が荷物と共に駅に戻った時、すでに遅し
間違いなく電車に乗ったはずと判断し
急いで私の後を追い掛け、叔父の家へ着くも
おかんの姿はなく
しかも携帯電話はまったく繋がらない。
おかん行方不明。
夜の大捜索。 酔いも一気に醒めるっちゅうの

どうやらそーいうことだったらしい。
じぇんじぇん覚えてないけど。
それから
私の無事を確認した息子は、
泊まっていけという私や兄の勧めを断り
「明日も仕事があるから」と
自分の家へ帰っていきました。
真夜中、ふと目が覚め携帯電話を見てみると
50件保存できる着信履歴のほとんどが
長男。兄・・・・そして二男。
なぜか、三重の実家の父。
時間にして2時間弱の間に、入れ替わり立ち替わり
数回ずつかけてくれたようで
留守番電話の録音には
「もぉ・・・ほんと・・・ええかげんにして・・」 力なく話す息子の声が残っていました。
仕事あがり、お世話になっているお店へ
伝説の酔っ払いを連れていく。
それだけでも、かなりのストレス。
挙げ句の果てには、行方不明騒ぎ。
本当に可哀想なことをしてしもた・・・一人反省会のおかん。
朝になったら一番に電話をして、ちゃんと謝ろう。
天井を眺めながら、ぼんやりと考えていました。
この時の私は
そのあとのさらに悲惨な出来事を、まだ知るはずもなく。
つづく♪ 続きを読みたい方 ぽちっと
どうでも良いけど ちょっと気になる方 さらぽち
posted by touko at 17:27| 三重 ☔|
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